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草かんむりの歌人たち * grass-crowned tanka poets

わが心てのひらにそっとのせてみる野の草の名を問うかのように snowdrop

短歌を始めた頃「NHK短歌」佳作に選ばれていたことを、5年後のいま知りました。スローなsnowdrop!

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     道端のもじずり草、家族のため、庭のミントと生けました。
     こうすると、ピントも合わせやすくなります。
     螺旋を描いて並ぶ花がよく見えますね。
     つつましく見えても、蘭の仲間。
     その控えめな華やぎ。
     花言葉は。。。
     “ 思慕 ”
     
Chinese ladies' tresses, whose language of flowers is "longing"


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Botticelli- Renaissance Art | ルネサンスアート, ボッティチェリ ...
painted by Botticelli(google search)


英語では、l
ady’s tresses(貴婦人の編み髪)と呼ばれます。
東直子のデビュー作「草かんむりの訪問者」を連想します。

Its English name "lady’s tresses" reminds me of
Grass-Crowned Visitors, Naoko Higashi's first tanka anthology.


シナモンの香りの古い本ひらく草かんむりの訪問者たち ― 東直子

visitors
wearing
grass crown
opening an old book
smelling cinnamon
(tanka by Naoko H., tr.by snowdrop)


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「草かんむりの訪問者たち」は『春原さんのリコーダー』に所収 * Moe 1992年8月号でみつけた東直子の投稿歌とともに


ずっと探していた冨樫由美子『草の栞』も、ようやく読むことができました。

Here is an another tanka anthology, Grass Bookmark by Yumiko Togashi,
which snowdrop has longed to read for a long time.




音楽の卵を抱くしずかさに古代の楽器展示されおり ― 冨樫由美子

 in the silence
embracing an egg of music
an instrument
in the ancient time
is exhibited

(tanka by Yumiko T., tr. by snowdrop)

「楽器」を単数として試訳しました。
冨樫さんのイメージは単数/複数、どちらでしょう?お答えは”単数”だそうです(^◇^)

An instrument or instruments? Her answer was "an instrument".

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安田靫彦「女楽の人々」より箜篌(クゴ)を抱く万葉人

Man'yo lady embracing an instrument

(originally painted by Yukihiko Yasuda, google search)



捩摺(もじずり)草の花言葉「思慕」のもとになったという、万葉歌がありましたっけ…

芝付の御宇良崎(みうらさき)なる根都古草(ねつこぐさ)あひ見ずあらば吾(われ)恋ひめやも

― 『萬葉集』 東歌 巻14 3508

This herb is said to be sung in Man' yoshu, where it is compared to ”longing”


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追記**冨樫さんのtwitterへ東直子さんのリツィートが入ったそうです。

twitterってすごい!🦉スローなフクロウ・ブロガーsnowdropはびっくり!
もちろん、とがしさんも、すごい!!(転載許可を頂いています)


草かんむりの歌人たち * grass-crowned tanka poets_f0374041_09140988.png



大学がひとコマ100分だつたころ独語の『モモ』が教科書だつた

snowdrop-momo (← momoをクリックすると、ムーミンの国へ…)




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Commented at 2020-08-11 09:04
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by pikorin77jp at 2020-08-11 11:38
こんにちは!

もじずり草、ていう名前なんですね。我が家に庭にも咲いていました。(貴婦人の編み髪) 素敵な名前。 
英語では 花の名前に 貴婦人の・・・・がつくことが多いような気がします。 貴婦人がつくと 野の花も 高貴な花のように感じます。
Commented by snowdrop-uta at 2020-08-11 12:01
*ぴこさんの庭にはもじずり草(ねじ花)が咲くのですね!素敵ですね♡

レディース・マントル(lady's mantle:貴婦人の外套)なんてゆかしい草がありました。
傑作なのは、あのアツモリソウが、レディース・スリッパ(lady's slipper:貴婦人のスリッパ)ですって!
平家物語のうら若き武将、敦盛の母衣(ほろ)に見立てられる花が、英語圏ではスリッパに…
名前一つでずいぶん違った印象になりますね!
Commented by little-bird-8 at 2020-08-11 19:55
snowdropさん、こんばんは。
もじずり、ねじ花の話題を取り上げてくださり嬉しいです。
私はもじずりと聞くと、
陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆえに 乱れ染めにし われならくに
が真っ先に思い浮かびますが、万葉歌にも詠まれていたり、小さくて可憐な野草は人知れずファンが多いのですね。
娘も好きな野草で、良く絵に描いていました(^^)
Commented by snowdrop-uta at 2020-08-12 06:40
*nanokaさん
そうですね!スペースに余裕があれば、百人一首のこの歌も載せたかったのですが…
ネジバナ、みつはしちかこの「小さな恋のものがたり」にも出てきます♡
のびたとのびこの恋物語も素敵ですね♪
パパゲーノ(モーツァルト「魔笛」の鳥刺し)とパパゲーナ(その恋人)みたい!
お嬢さんは絵心がおありなのですね。
お母さまのアートなセンスを受け継いでおられるのですねえ。(^^)

Commented by milletti_naoko at 2020-08-25 17:56
もじずり草、本当に螺旋を描いていますね。色もきれいで、なんだか不思議な美しい花です。紹介されている歌の中で、東直子さんの「雨のつぶ」が特に心に残りました。空は晴れているのに急にどんどん降ってきた雨のその勢いと、慌ただしく傘をさして行き交う人々のその歩みの慌しさが、目に見えてきそうな。昨日は久しぶりに、何度かどしゃ降りの雨が降ったために、なおさらのこと。
Commented by snowdrop-uta at 2020-08-26 05:13
*なおこさん
コメントをありがとうございます。
もじずり草、こんなに小さくても蘭の仲間なのだそうです。
みつはしちかこの漫画『小さな恋のものがたり』で見て憧れていた花です。
(みつはしちかこは俳句もたしなみますから、野の花にも詳しいです)

投稿歌人時代の東直子さんの天気雨の歌、光っていますよね!
イタリアはどしゃ降りだったのですね。須賀敦子のエッセイにあるacquazzoneでしょうか。

そういえば、なおこさんの記事には、踊る小人のような野生の蘭もありましたね。
by snowdrop-uta | 2020-08-11 08:11 | 本棚から(book) | Comments(7)

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