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祭のあとさき * avant et après la fête des fleurs de cerisier

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ミホ・ミュージアム 🌸 MIHO MUSEUM(4月中旬)


桜まつりの前日、5月17日に建築家のイオ・ミン・ペイ氏が亡くなった。
ルーヴル美術館のガラスのピラミッドの設計者として知られるこの建築家は
滋賀県のミホ・ミュージアムの設計をも手がけていた。享年102歳。


L'architecte de la pyramide du Louvre, Ieoh Ming Pei, est mort à l'à 102 ans,
dans la nuit du 15 au 16 mai, le jour précédent de notre fête des fleurs de cerisier.
Il s'était notamment fait connaître en France en concevant la pyramide du Louvre,
et Miho Museum au Japon.




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桜のトンネル 🌸 Tunnel au Paradis



今年の春、ミホ・ミュージアムを訪ねた。
桜並木の坂道を上りつめ、トンネルに入って桜をふりかえる。
桜を背にトンネルを抜ければ、美術館へ続く橋が伸びている。
これは桃源郷をイメージしたルートだという。
イオ・ミン・ペイ氏は中国出身、アメリカで学んだ建築家である。
故郷の桃源郷を日本の美術館に再現するにあたり、桃を桜に変えたのだ。

L' architecte est sino-américain et son plan est inspiré par
l' image du paradis en Chine, la source aux fleurs de pêcher.
Il changa le pêcher au cerisier, un emblème végétal du Japon.


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トンネルを抜けると、橋の向こうに美術館が見えてくる。古民家風のガラス屋根!
この日は展示ケースのなかで、大徳寺の耀変天目茶碗が夜空のように輝いていた。

Franchissant le tunnel avec des cerisiers,
on voit le musée avec le toit en verre
à la forme d' une maison traditionnelle.


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嵯峨野の茅葺屋根(1990年代)



窯変 曜変 耀変 かたり尽くせぬ エウヘンの茶碗の三つ日本にあり


天目の夜空をあふぎ天目の深海のぞく卯月早苗月



桃源郷のさくらの先にひろがりし青き宇宙はてのひらのなか


au bout
de la source
aux fleurs de cerisiers

le cosmique bleu
entre les mains


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4月(卯月)(MIHO MUSEUM)
5月(早苗月)(藤田美術館展)


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「静嘉堂文庫 曜変天目 2019」の画像検索結果

静嘉堂文庫美術館HPより(今年は見ていないので…)


おまけ*Bonus1

中国のお茶碗をみると、中国のお菓子が恋しくなる。嗚呼、あした東京へ飛んで行ければ…

Une tasse à thé chinois me rappelle des gâteaux chinois. Si je pouvais aller à Tokyo aujourd'hui !




おまけ*Bonus2

この歌集の表紙には、古萩茶碗「蒼露」の貫乳があしらわれている。
「朝まだきいそぎ折つる花なれど我より先に露ぞおきける 其心庵」
(箱書)(倉本修 装本)


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本多 稜『惑』より

空も山も水も眠れる倒木もみな重なりて水面いちまい 九寨溝
天与山 湖中沉木 白云都 重重叠叠 一片水面
(snowdropはハングルが分からないので、3行目のハングルは写せません…) 




水面も耀変? * 九寨溝(wikipedia)


「ミホミュージアム モザイク」の画像検索結果

ディオニュソス・モザイク (MIHO MUSEUM HP)

(All Rights Reserved)











Commented at 2019-05-24 07:20
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2019-05-24 07:59
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by snowdrop-uta at 2019-05-24 21:39
*5月24日の鍵コメさん
桜祭りの前日にミホ・ミュージアムの設計者のニュースを聞いて
急きょ蔵出ししてきた桜です。(紀行編のバイリンガル能とも一部重なっています)
カメラを構えた時は、人影が気になったのですが
こうして使ってみると、意外な効果が出たような気がします。
スローなsnowdropはいつまでも桜の余韻に浸っています…
Commented by jinsnap_2 at 2019-05-25 08:44
こんにちは。
圧倒的桜。をご一緒できて嬉しいです^^
このエントリーの桜はお写真も印象的ですが桜にまつわるお話を合わせて拝読させていただけたことで、その印象がグッと深まりました。
ありがとうございます。
毎年、圧倒的桜。は数日間続けていますのでよろしければお越しくださいませw
Commented by dogaroma at 2019-05-25 12:41
こんにちは
桜巡りにやってきました。
興味深い記事をありがとうございます。
ぼんやりした知識が、すこしすっきりしました。

桜のご縁をありがとうございます
Commented by snowdrop-uta at 2019-05-25 20:44
*jinさん
今年も圧倒的桜。でご一緒できるのを心待ちにしていました。
去年も桜の余韻さめやらず、お祭り当日が過ぎても記事を追加していましたが
jinさんが日々記事をアップしていてくださっていて、心強かったのを思い出します。
今年もありがとうございます。ピンホール写真も、また拝見できて嬉しいです。

故イオ・ミン・ペイ氏のおかげで、snowdropにしてはモダンな写真が撮れました。
紹介しそびれていたエピソード、桜祭りのおかげでお話しできてよかったです。
Commented by snowdrop-uta at 2019-05-25 20:49
*suuranmamさん
桜巡りにお越しくださってありがとうございます。
気まぐれな記事ですが、お役に立てたのなら嬉しいです。
桜のご縁に感謝します。
藤(八重黒龍)のご縁にも…(春日大社万葉植物園にもあります)
Commented at 2019-05-27 09:38
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by milletti_naoko at 2019-05-27 18:16
桃源郷、漢文の授業で時々教えたことを懐かしく思い出します。
桃源郷ならぬ平和な小国寡民の小村を築いて避難をしなければいけないのでは
と思うような情勢に、あの文章を陶淵明が書いた頃の中国の様子が
重なるように思います。

桃の代わりに桜並木が連なり、トンネルの奥に美術館、秀逸な発想ですね。
最後の紹介されている歌集の歌、倒れて眠るだけの木は悲しいけれど、
風景は美しく、そして驚くほどに歌のリズムが明るくてどこか
おどけているようで、その違和感もおもしろいかなと素人ながら感じました。

全記事の名の花畑を背景にしたたくましい枝ときれいな桜の花、すてきです。
Commented by snowdrop-uta at 2019-05-28 06:33
*naokoさん
中国史と現代史への洞察を感じさせるコメントをありがとうございます。
さすが漢詩文や日本の古典をたくさん読んでこられただけあって、
本多さんの歌風をただ一首で見抜かれましたね!
「骨太の男歌」(東郷雄二webサイトより)を詠む本多さんは
世界中を仕事で飛び回り、山に登り、海に潜る陽性の歌人だとか。

お忙しいところ、菜の花の記事まで足を延ばしてくださってありがとうございます。
イタリアでも菜の花はcolzaなんですね!
フランスのブロ友は菜の花で花粉症になるとこぼしていましたっけ…。
Commented by snowdrop-uta at 2019-05-28 15:03
*5月27日の鍵コメさん
大丈夫ですよ。コメントは一つだけ届いています。
本宅と別宅の使い分け、スマートですね。
こちらは同じような家がじつは3軒あります。
和館にはオオバコの花も咲いています。ヘラオオバコというのですね!
https://ramages3.exblog.jp/237925838/ (2017年5月)

お写真もお上手でいらっしゃいますね。
こちらはコンデジ一本でお恥ずかしいんですけれど…
また訪問させてくださいね。
Commented by greentea248 at 2019-05-28 21:13
こんばんは。全然、問題ありません。
ありがとうございます^^
Commented by boheme0506image at 2019-06-11 10:19
こんにちは~♪
ミホミュージアムはいいですね。
いつか、このお写真のように桜咲く時期に行きたくて
今年も行きたいと思ってはいたのですが
ここは桜が遅くてタイミングを逃してしまいました。
あのトンネルのところは特に人気があるみたいですね。
早い人は夜明けからいるとかいないとか・・・???
その時の企画展が自分の興味のあるものなら
更に嬉しいです♪
Commented by snowdrop-uta at 2019-06-11 17:33
*さおりさん
ミホミュージアム、桜の季節は
トンネルに反射する桜の色を撮ろうと沢山の人が訪れます。
人のシルエットを入れたくないなら、早く行かないといけないのでしょうね。
桃源郷みたいに辺鄙なところにあるので、車がないと厳しいでしょうか。
今回はお茶碗一つに行列ができていて、館内のカフェも満員でした。
常設展も面白そうです。いつかゆったり再訪したいです♪
by snowdrop-uta | 2019-05-24 06:16 | 花草木に寄す(plant) | Comments(14)

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