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愛から生まれたもの 上 * fruits de la passion1

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カウチ(寝椅子)で読書  📚  reading on a couch


左の一組の文庫本は、仲の良い男女の歌人がそれぞれ別の年に、別の出版社から出した本です。
カバー挿画を手がけたのは、ともに酒井駒子さん。まるで姉弟本のようですね。
この二人の歌人が架空の恋人に成り代わって詠んだ、相聞歌集もあります。→ 📚

右のもう一組の文庫本はともにアメリカ人の詩集です。両者に交流はありませんでしたが…

The left pair of books were published separatedly.
The authors are harmonious tanka-poets (Higashi Naoko/Homura Hiroshi).
The jackets of these two books were illustrated by one painter, Sakai Komako.
The right two were respectively written by E. Dickinson and R. Frost.






とあるブログで教えていただいたサイモン&ガーファンクルの「夢の中の世界」、ここに
「君はエミリー・ディキンソンを読み、僕はロバート・フロストを読む」という歌詞が♪(動画の1:05~)
男女それぞれが自分のお気に入りの詩集を、一つのカウチで読んでいる場面。
まるで小説のワンシーンのようです。想像をめぐらせてみましょう。。。

In The Dangling Conversation, lovers are reading his/her favorite book separatedly on a couch.
And you read your Emily Dickinson
And I my Robert Frost(…)
Like a poem poorly written
We are verses out of rhythm
Couplets out of rhyme(…)
Simon & Garfunkel - The Dangling Conversation



「Emily Dickinson」の画像検索結果「robert frost」の画像検索結果

ディキンソン(左)の詩は繊細、フロスト(右)の詩はシンプルです。(google search)


* snowdropの深読み *
歌詞のなかの「I(僕)」は地方出の真っ直ぐな青年。彼女に猛アタックし同棲を始めて数年、
いまだ韻を踏む一対の詩句のような恋人同士になれないことを悲しんでいる。
いっぽう、「you(君)」は内向的で知的な女性。
韻を踏む一対の詩句のような男女などありえない、と初めから醒めている。それでいて…

According to snowdrop's imagination…
while ”I” is a straightforward provincial who loves the outdoor
and regrets that they are NOT the lovers like verses in rhythm,
"you" is an intellectual introvert who does not believe in such lovers.



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「僕」「私(君)」に代わりてsnowdropの詠める
in place of "I(♂)" and "you (=I(♀))"


江は碧 山青くして 愛燃える はずやつたのに 。。。ちらほら咲きや

(based on Du Fu's quatrain) a river is green, a mountain is blue, and
red flower-love should have been in full bloom。。。but only here and there


春はきらひ黄いろい森に隠れませうあなたから?― あなたとともに

I hate spring, I will hide in a yellow woodfrom you? ― with you



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そんな二人はいつの日か、こんな子供用品店を訪ねたりしたでしょうか。
愛から生まれたもののために…

And yet they are to visit a children's clothing shop like this
for their fruits of union ?



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「ファミリア」(「キアリス」のモデル)の扉を開けるのは次回です♪
お隣の大丸神戸店で求めたチョコレートは4月に記事にします♡
スローなsnowdropですみません…

This pretty shop familiar is to be introduced next time. 🐻
Snowdrop's chocolate will be revealed in April this year.



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ヴァレンタイン・デイのチョコレートを探した大丸神戸店

DAIMARU KOBE where snowdrop bought her chocolate

(All Rights Reserved)











Commented at 2019-02-17 16:05
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by snowdrop-uta at 2019-02-17 20:37
*2月17日の鍵コメさん
すてきな訳詞のおかげで生まれたささやかな記事、
嬉しく思っていただけて、ほっとしました。
めったに外出しない分、つい欲張って足を延ばしてしまいましたが
その前後の日によく休んでいるので、大丈夫です。^^
お心づかいをありがとうございます。
こちらこそ、いつも色んなことを教わっています。
どうぞお疲れが出ないようにしてくださいね。
クマさんは次からたくさん出てきますよ。お楽しみに♪
Commented by milletti_naoko at 2019-02-18 20:53
関西弁の男の歌の響きとぼやきが率直に響き、女性になっての歌も、一瞬逃げるように始めて置いてあなたといっしょにと転結がハッピーエンドで男性の曇った顔が一気にほころびそうで、すてきですね。添えられた写真の春の美しいこと!

左の本たち、表装の絵もいいですね。手前の絵の「ぼく」がひどく真剣かつ深刻な表情で気になるのですが、すぐ後ろにオオカミがいるのでは、宝物を抱えていてもうきうきできないのでしょう。オオカミの方が不思議とかわいい愛嬌ある表情をしているような。
Commented by snowdrop-uta at 2019-02-19 17:51
*naokoさん
関西弁は短歌とも相性がいいでしょうか?
女性の歌、なんとなく、心のなかのつぶやきのイメージだったのですが
歌を聞いた男性の顔がほころぶ…ハッピーな鑑賞をありがとうございます!
きっと、梅の花のような笑顔(花咲み)が並んだことでしょう。
本の表紙も深く読みこんでくださって、穂村弘さんが聞いたら喜ぶことでしょう。
赤ずきんをかぶった少年のように、男女の閾も楽々と越え、
心の闇も光も自在に詠む歌人でいらっしゃいます。私が好きな歌はたとえば…
体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ 穂村弘

男女の閾を越える歌人といえば、『土佐日記』の紀貫之。
naokoさんに前にコメント頂いてから、読み返したくなり、角川ソフィア文庫を取り寄せたんです。
現代語訳→原文という構成で、解説も分かりやすく
ときにはオヤジな駄洒落に苦笑し、ときには亡き子を想う歌にほろりとしながら、船旅気分を満喫しました♪
あとがきに、『土佐日記』は女装課長の旅日記ブログ、とありました。なるほど…
by snowdrop-uta | 2019-02-17 06:24 | 大阪兵庫めぐり(Osaka, Kobe) | Comments(4)

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