2018年 11月 01日
萌車(もえぐるま)* decorated train

永田萌のイラストで飾られた電車を見つけたのは青楓の季節でした。
これぞ本物の「萌車」!おそらく京都方面行きだったのでしょうね。
あっというまに日は過ぎて……また紅葉の季節がめぐってきました。
I have seen a train decorated by the illustration of Moe Nagata in May.
It might be bound for Kyoto, the best-known maple leaves viewing spot.

うすもみぢの反物ひろげ神無月いづこにゐます吾が竜田姫
octobre,
le mois quand les dieux sont absents
il déroule kimono
de feuilles vertes et rouges
où est tu, ma Princesse Tatsuta?

永田萌は学生時代に京都で友禅染のアルバイトをしていて
職人を目指さないか、と誘われたことがあるとか。
むかし、原画展を見たことが一度だけあります。
印刷される前のいっそう繊細な色づかい、みずみずしく丁寧なタッチ。
友禅染職人さんに嘱望されたのも頷けます。
One of the most popular illustrator Moe Nagata
has been scouted for a yūzen artisan in her youth.
I have seen once an exhibition of her original illustrations.
Far more fine colours and fresh brushwork than the printed ones' !
That yūzen artisan had an eye for the talented young painter!

真ん中の一枚が、原画展で選んだポストカード。
渋い色調と絶妙なかすれが日本の秋を思わせます。
次は、まばゆいばかりのスウェーデンの黄葉の秋。
(北欧でこんな日は少ないでしょうけれど…)
永田萌はエッセイの名手でもあります。
I chose the above postcard in her exhibition.
The cool green tone represents Japanese autumn.
The below pages show us golden Swedish autumn.
Such a sunny autumn day is rare there, isn't it?

Moe 1987年11月号
pippipippipippipippiPippiLångstrump
永田萌の絵が愛されるのは、何十年描き続けても
まっさらの感動が絵筆にこめられているからだと思います。
たとえば、空のスケッチ。
こんな何気ない空の表情を、あふれるような喜びで描くことは、或いは
写真に撮ることは、年を重ねるほど意義深いことだと思うのです…
The illustration of Nagata Moe has been always filled with
the fresh excitement like that of children who has just begun painting.
For example, these beautiful sky sketches.

Moe 1992年8月号
おまけ * Moe 1992年8月号に、東直子さんの投歌を見つけました。
東さんは現在、小説『とりつくしま』でも知られる第一線の歌人です。
雨のつぶ 光のつぶで刹那つぶ 傘さして行く傘さして来る 東 直子
raindrops lightdrops and momentdrops
going under an umbrella and coming under an umbrella
Higashi Naoko(Moe, August in 1992)
trans. by snowdrop

もひとつ、おまけ * Bonus
自室のオーディオセットのスペースには
18才の誕生日に友達から贈られた永田萌の絵皿が…
いちばん下のFMチューナーは昭和40年代のPIONEER製です。
Do you find a dish illustrated by Moe Nagata?
Three friends gave me this as a gift for my eighteenth birthday.
And Wedgwood blue clock which has been discontinued in humid Japan…

秋色の絵皿をくれし友の母へあした供へむ菊屋のお菓子
(google search) (万聖節~万霊節の菊、2009年)

万聖(霊)節のヴァカンスは日本のお盆休みにあたります。
色とりどりの紅葉&お気に入り秋ショット2018!
(All Rights Reserved)
チューナー これ 優しくて透明感のあるいい音がでるんですよね。長女のお婿さんが同じオーディオを今でも大切に使っています。
梅田は大きな駅ですが、たまたまこんな可愛い電車が停車していました。
このFMチューナーの優しい音で「朝のバロック」を聴くのが好きでした♪
何年も前からFMの電波が受信できなくなって、今はPCでFM番組を…
まだ使えるかもと友人が言ってくれたので、大切にとってあります。
ラッピング列車、素敵な呼び方があるんですね。
こんな列車をラッピングごと贈られたら、どこへ行きましょうか♪
萌車(もえしゃ)と痛車、違うんですね!
わが村の初紅葉、じつは9月末の写真です。あれから紅葉の季節は足踏みしています。
こちらこそイイネをありがとうございました。
あんまり考えすぎないで、お気の向くままに♪
ヴァカンスも模様替えも自由なのがブログの良さですもの。
がんばらなくて大丈夫、
snowdropだって、じつは一寸先は見えてないんですよ。
おたがいぼちぼちゆきましょう。
太陽が丘の記事を拝見したら、
週末に家族で聴いた「ビューティフル・サンデー」を思い出しました。
消費者のステレオへの思い入れも熱かったですね。
はじめましてだったのですね!
「ラッピング列車」または「萌車」というそうです。
私もこんなきれいなのは初めてです。
畳の広告で覆われたバスは見たことがありますが、
これは「痛車」というようです。
しばらく先になりますが、姉妹ブログでも、電車や駅の窓をご紹介しますね。

