月を待つ館 * en attendant la lune

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わが家の玻璃窓から満月を愛でられるのは夜半過ぎから。こんな感じです。(朝の写真をブルー加工しました)

Nous voyons la pleine lune après le minuit.


なつかしき庭のふちどる窓の月
la lune
dans un fenêtre
encadrée par mon jardin


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「月を待つ館」― 中秋の名月の八日前、NIKKEI The STYLEの第一面から。
一枚の月の絵をイメージして設計された美術館。。。いつか訪ねてみたいものです。

Voici un musée où on attend la lune (NIKKEI The STYLE, le 16 septembre).
Ce bâtiment est inspiré par une peinture de Okuda Genso (1912-2003).


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わが家では月を待つのをあきらめ、早く床に就いて、真夜中に月光で目覚めるのを楽しみにしています。
snowdropの寝室では、ケヤキの葉むらから漏れる月の光が、レェスの窓掛ごしに寝台を浸すのです。

Nous n' attendons pas la pleine lune mais nous couchons tôt, et nous réveillons dans la nuit par le clair de lune.
La lune plonge mon lit à travers le feuillage et rideaux de dentelle.



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高山寺の四十雀(2015年)



「半開きの鎧戸にもたれかかった月光が、その魔法の梯子をベッドの足許にまで投げているので、眠るといっても戸外同様に、
光の先端で微風に揺れているシジュウカラのように眠ることになる」
(プルースト『失われた時を求めて』鈴木道彦訳)

(…)le clair de lune appuyé aux volets entrouverts, jette jusqu' au pied du lit son échelle enchantée, où on dort presque en plein air,
comme la mésange balancée par la brise à la pointe d' un rayon(…)
À la Recherche du Temps Perdu par M. Proust




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月かげの窓の欅にひたされて樹のまにねむる小鳥のここち

Plongée dans le clair de lune à travers mon zelkova serrata jusqu’ au pied du lit,
je me sens un oiseau en plein air, balancée par la brise à la pointe d’un rayon.


(2013年の写真をセラドン加工、2015年の短歌を改作)



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寝室のカレンダーは、プルーストと同時代の東京の月夜(明治35年)。パリにこんな可愛いカニ型ストーブはあったかしら?
ちなみに、中国で月に棲むのは兎ではなくカニだとか。

La nuit de lune en Tokyo, contemporain de Paris de Proust(1902). Il n' y avait pas le poêle en forme crabe en France ? 
Pas un lièvre mais un crabe habite sur la lune en Chine!





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池大雅が描いた赤壁の月夜。『三国志』の「曹操」は英語で Cao Cao です*La nuit de lune à Falaise Rouge peint par Taiga


Cao(サオ) Cao(サオ)と書けば可愛ゆし曹操(ソウソウ)の仰ぎし月に棲めるは蟹ぞ

un crabe habite sur la lune que Cao Cao vit…

( ) ()(

)


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中国の紹興酒の瓶にススキを生けて*roseaux de Chine dans une bouteille de vin de Shaoxing(2015


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お干菓子で「月に兎」* Havest moon and Rabbit (2016)





(うさぎ うさぎ ♪ 中国語つき ♪ Japanese/Chinese subtitle)


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おすすめグルメ!食欲の秋を楽しもう!






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Commented by pikorin77jp at 2018-09-24 09:42
おはようございます。
素敵です~~~ サンルームがあるのですね! ここから 星も月も外の緑も見えちゃいますね。。サンルームに憧れています。こんな部屋があったら 心地いい椅子に座って 本を読んだり 色々想像もできます。 snowdropさんの素晴らしい歌もこんなところからも生まれるのでしょうか。
Commented by hillfigure at 2018-09-24 11:17
星空やお月様を見上げられる天窓、素敵ですね〜ღ˘◡˘ற♡
カニ型ストーブにびっくりΣ(・ω・ノ)ノ & 興味津々です!!
シックなお皿に配置されたお干菓子、
こんなに可愛らしく飾られたら隠れているお月様も
こっそり出てきちゃいそうですネ(๑ᴖ◡ᴖ๑)v
Commented by liebekatzen at 2018-09-24 14:52
わぁ、ご自宅にサンルームがあるなんて・・・とても素敵です☆
因みにドイツ語ではWintergartenと言って、『冬の庭』と呼びますよ!
ここからきれいなお月様を愛でるのはさぞ心が豊かになりそうですね~
Commented by snowdrop-uta at 2018-09-24 17:45
*pikoさん
父の友人が設計してくれた昭和モダンの小さなお家、
この開放感のあるサンルームが家族の一番のお気に入りなんです。
ダイニングテーブルで新聞や本を読んだり、小鳥を観察したりしていると、
すぐ時間が経ってしまって、ついでに顔の半面が日焼けしてしまうんです!半月みたいに?!

新聞に載っていた、三次市の美術館(月を待つ館)の写真に魅せられて…
でも、夜の写真はうまく撮れないので、朝のショットをブルー加工してしてみました。
いつかこの美術館を訪ねてみたいです。
Commented by snowdrop-uta at 2018-09-24 17:50
*cocoaさん
この窓の下には、両親のこさえたレンガの小径があって
色んな時間帯に色んな猫ちゃんが通るんです。縄張り時間があるんでしょうね。
カニ型ストーブ、火をつけると真ん中が赤くなって、焼きガニみたいに見えるそうですよ!
今宵、お干菓子をダイニングテーブルに置いて寝たら、夜中にお月様が訪ねてくれるでしょうか? ღ˘◡˘ற ☆〇
Commented by snowdrop-uta at 2018-09-25 07:01
*liebekatzenさん
ヴィンター・ガルテン、とっても素敵な言葉ですね。
きっと日差しをいっぱい集めて、観葉植物を育てるのでしょうね。
(母もむかし多肉植物の鉢を並べていました)
窓の外は白い雪、窓の内は常夏の緑…
わが家のささやかなサンルームに、ドイツの夢を加えてくださってダンケ・シェーン!
Commented by milletti_naoko at 2018-09-26 21:44
我が家も急斜面の西に建っているので、月はかなり高く空に昇って
からでないと、うちからは見えません。
月を心待ちにして真夜中になってからという風情もすてきですね。
世界中に月を愛でる心があるのがうれしいと思うとともに
世界の平和を祈りたい今日この頃です。
Commented by snowdrop-uta at 2018-09-27 06:58
*naokoさん
ブログを始めて、しみじみ感じたのは
海の向こうの友と、時差はあっても、同じかたちの月を愛でられる幸せでした。
今年、こちらは中秋の名月は見られませんでしたが
イタリアの入り日の金の道と、昇る月の銀の道を見せて頂きました。

金いろの夕日の道と銀いろの月の道とをたどる幸ひ

世界中のひとが平和な幸せなこころで月を愛でられたなら
Commented by teineinakurasi at 2018-09-28 06:48
snowdrop-utaさんのお月見は
趣があって味わい深いお月見ですね。
瑠璃色の窓、なんて素敵な響き。
日本人は万葉の昔から
月に対しての特別な思い入れがありますよね。
太陽暦になる前まで、月の暦で
過ごしていたわけだから
色々な事で月との関係は切り離せませんね(^.^)
月の形につけた呼び方からも
月へのこだわりがありますよね。
秋は、夏の暑さも終わり、月を愛でながら
心も豊かになりますね~♪
Commented by snowdrop-uta at 2018-09-28 18:26
*sakuraさん
今年は中秋の名月は見られませんでしたが
他の方のブログで月を垣間見ることができました。(^^)v
「瑠璃色の窓」、これはsakuraさんのオリジナルですよ!
snowdropはガラス窓を「玻璃(はり)窓」と書いただけ…
sakuraさんの「瑠璃色の窓」から、「ブルーアワー」を連想しました。
いつかブルーアワーと瑠璃色の窓について書いてみるかもしれません。
日本人の月に対する思い入れ、短歌を始めてから
より深く実感するようになりました。
満月が見られなくても十六夜の月があり、
臥し待ち、寝待ちの月もあり…
秋も深まり、蚊からも解放されて、
やっと落ち着いて眠れるようになりました♪


by snowdrop-uta | 2018-09-24 06:16 | 空を見上げて(sky) | Comments(10)

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