十万本の桜の花を…♪ hundred thousand cherries' energy to you


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一目千本(4月第1週撮影)
'Hitome Senbon' (a place one can look over a thousand cherry trees at a glance)



吉野山の桜は下千本、中千本、上千本、奥千本の順に咲きのぼります。
今年は早くも四月初めに、奥千本を残してすべてが咲きそろいました。
あわせて四千本の桜?じつは吉野山の桜は三万本、あるいは十万本とも言われます。
秀吉公は吉野の花見を懐かしんで、醍醐の花見を催しました(約七百本)。

The cherry trees in Mt. Yoshino usually bloom up from the bottom to the top over three weeks.
This year all the trees came into flower at the same time (beginning of April) except the interior.
Toyotomi Hideyoshi held the cherry blossom viewing in Daigo in memory of that in Yoshino.


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花矢倉から蔵王堂をのぞむ(4月第1週撮影)*from 'Hana Yagura' to Zao-do Hall


「一目千本」や「花矢倉」からの眺めが有名ですが(上)、
そこから少し離れた方が、広々とした花景色をゆったり楽しめます(下)。
濃緑の吉野杉が、雪白の桜をひきたてています。

While the above two compositions are popular, the following ones are more panoramic, I think.
You can enjoy the contrast of white flowers and dark green cedars while walking down.




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花矢倉から少し下ったところ。右手奥に蔵王堂がみえる


吉野は古くは雪の名所、吉野山は仰ぎみる山 ― 霊山でした。
ここで役行者が蔵王権現を感得し、桜の一木彫にしたことから、桜が大事にされるようになりました。
山の桜に信者が寄進した桜が加わり、桜の実を運ぶ小鳥を吉野の人が守ったこともあって、数万本に…。

Yoshino in had been a beauty spot for snow rather than flowers, and Mt. Yoshino was a sacred montain.
Because En no Gyōja perceived Zaougongen and carved the image with a cherry tree in Yoshino,
the cherry trees have been protected there.
Thirty or hundred thousand cherries are composed of wild ones and donated ones by the believers.
And the people in Yoshino have cherished the birds carrying cherry's seeds.



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花の雪、花の雲 * snow-or-cloud-like flowers



東雲(しののめ)の光に染まる雪山と見まがふばかりの山ざくら花

Mount Yoshino
filled with wild cherry blossoms

look like a snowy mountain

dyed pale pink

with the aurora


東雲とは「東の空」、転じて「明け方」を意味する古語です。紅の曙光に染まった雲を思わせる言葉です。この花も雲のよう…

An archaic word, "shinonome (eastern cloud)" means the "eastern sky" or "dawn".

These flowers look like the clouds dyed with purple aurora.


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山桜の美しさは、白い花に赤い葉が添うところにあります。
うすべに ひと色ではない奥ゆきの深さ、一輪一輪異なる表情…
山の緑は濃淡さまざまに萌え、まさに「山咲ふ(やまわらう)」美しさです。

The beauty of the mountain cherry exists in the harmony of the white flowers and red leaves.
The mountain is "smiling" with flowers and tree-leaves in all tints of green.




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(わら)ふたびにさくらの花びらはしづ心なくちらちらとちる
every time
the mountain smiles,
scatter
petals of cherry blossoms
without calm mind




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Commented by pikorin77jp at 2018-04-14 09:41
吉野山の見事な写真、感動的です。。。
snowdropさんが撮られたんですよね。
この高い位置から   雲の上から撮られたような
写真。 桜の美しさに酔いそうです。
最後から二枚目の散る桜も 見事ですね。
朝から素敵な写真を見せていただきました。ありがとうございます。
Commented by snowmarch321 at 2018-04-14 19:26
吉野山の桜の景色、こんなに素晴らしいのですね。
古の人々に愛でられた花は、現代人にも惜しみなくその姿を見せてくれるのですね。
「東雲の〜」のお歌がとてお好きだと思いました。
大きさの感じられるお歌ですね。
役行者の桜のお話、初めて知りました。

昨日のリコメ、いつもお気遣いありがとうございます。
Commented by snowdrop-uta at 2018-04-14 21:05
*pikoさん
吉野の写真、snowdropなりに工夫したアングルのものを
大画面の「うた暦」で見て頂けて嬉しいです。

今春はいつにも増してすっかり桜にのぼせてしまいました。
散る桜、ファインダーを覗いている時、周りの人たちが歓声を上げて…
顔を上げず、夢中でシャッターを切りました。

ブログを始めた時から、いつか取り上げたいと思っていた吉野の桜、
ようやく記事にできて、ほっとしました。
お越しくださりありがとうございました。
Commented by snowdrop-uta at 2018-04-14 21:17
*snowmarchさん
友と見た、思い出の吉野山の花
今年はsnowmarchさんをはじめ、ブロ友の皆さんと見られて嬉しいです。
「東雲」の拙歌をおほめくださってありがとうございます。
学生のとき旅した信州の朝焼けの山をイメージしたのですが、
その大きさが表せたのなら良かったです。

吉野や大峰は山岳仏教、修験道の地です。
いずれそんな側面も取り上げられたらと思います。
読みかけの本、読み返したい本も色々あるのですが、
いつも、どれも、拾い読みになってしまって…
お互い根を詰めすぎないように、ぼちぼちゆきましょうね。
Commented by Bargteheide at 2018-04-15 00:24
snowdrop-uta様

 本当に美しい光景ですね!
さぞかし、撮影、大変だったことと思います。

いやー、いいもの見せていただき感謝です。
Commented by snowdrop-uta at 2018-04-15 07:00
*Hitomi様
コンデジで撮ったささやかな写真に、お心遣いありがとうございます。
体力がないので、バスで奥千本まで連れて行ってもらって、ひたすら下りながらの撮影でした。

Bargteheide、きれいな所のようですね。ハイジの洗礼名アーデルハイトを思い出します。
ドイツ語って、森の声をおもわせる深い響きをもつ言葉ですね。大好きです。
Commented by teineinakurasi at 2018-04-15 14:47
こんにちは^^
美しい。。。一言では、表現できない
素晴らしい風景ですね。
吉野の桜を見に、いつか、訪れてみたいと思いつつ
まだ叶っていませんが
山全体が薄紅色に染まる美しい風景。
絶景ですね^^
山桜の楚々とした美しさ、
歴史の舞台となった場所ですが、
桜一本、一本が花を咲かせ、鳥が運び、実を結び
後世に残る美しい桜の名所となりました。
心に残る美しい風景、ありがとうございます。
Commented by snowdrop-uta at 2018-04-15 18:25
*さくらさん
コメントをどうもありがとうございます。
吉野の山桜をようやくお届けできて、奈良人として嬉しい限りです。
本当に、花と鳥と人のつくり出した風景ですね。

さくらさんのさくら紀行も、くらくらするくらい素晴らしいですね。^^
懐かしい桜、ニアミスの桜、まだ見たことのない桜…
ご訪問するたびに、色んな桜を楽しませて頂いています。
構図もキャプションも、勉強になります。こちらこそありがとうございます。


Commented by happysweet1205 at 2018-04-15 21:36
わぁ~ 吉野山の桜 見事ですね!
全てが一度に咲き揃うのは無理でしょうが
3万本もあるとはすごいですね~。
あるいた10万本って どんだけ~。
鳥さんたちによってもたされたというのも
なんだか嬉しいです。
山の白さは雪のようにも雲のように
見えるのも素敵ですね。
Commented by snowdrop-uta at 2018-04-16 05:53
*はぴさん
鳥さんの協力もあって生まれた桜景色、見て頂けて嬉しいです。
雪か雲かとむかしの人がたとえているのは、これなのね、と納得しました。
奥千本を除き、一斉に咲くのは
snowdropの記憶では10年に1度くらいでしょうか。
上千本の神社の参道の短い上り坂だけで息が上がってしまったsnowdropですが、
いつか奥千本へも足を運びたいです。



Commented by sotomitu at 2018-04-17 22:58
こんばんは!
見事な吉野の桜、素晴らしいですね〜!
一昨年の春に訪れて、感動して帰ってきました。
写真はイマイチでしたが・・・。^^;
チラチラと散る花びらに心を動かされるのはどうしてでしょう・・・。
また訪れたいと思いました。
Commented by mozura-gogo at 2018-04-18 22:44
こんばんは!
まるで夢か幻の世界みたいな
素敵な描写に見とれてしまいました
私にとって吉野の桜は憧れの場所です
まだ行ったことがありませんので
いつかは行きたいと願っています
Commented by snowdrop-uta at 2018-04-19 07:08
*sotomituさん
一昨年のお写真、遅ればせながら拝見しました!
sotomituさんならではのお写真を見ていると、もう一度撮りに行きたくなりました。
桜の幹のお写真を見て、桜の樹液で染めた布の色を思い出しました。
あのごつごつした幹に、さくら色のエッセンスが詰まっているのですね。

Commented by snowdrop-uta at 2018-04-19 20:16
*mozuraさん
吉野の夢まぼろしに酔ってくださったようで、とても嬉しいです。
mozuraさんのところは野鳥の王国なんですね。憧れます!
カワセミ、オオルリ、ルリビタキ…いつかこの目で見たい青い鳥がいっぱいです。
八重桜と藤の競演も素晴らしいです。

Commented by sirakomanoike at 2018-04-19 22:33
こんばんは。はじめまして。
イイネありがとうございます。
桜が雲のように広がって、見事ですね‼
ひらひらと散る花びらも風情があって、とても美しいです。
本当に素敵な所ですね。
私は、まだ行ったことが無いので
何時かはこの素晴らしい景色を眺めてみたいです。(*^-^*)
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。



Commented by リュックの友 at 2018-04-20 00:07 x
わぁ、これぞまさしく「桜のなかの吉野かな」!!
写真それ自体が、花霞のようです。
(うまく表現できず、すいません)

私も吉野には何度か出掛けてますが、
(うち、snowdropさまが想い出させてくれたとおり、2010年も上中下の揃い咲きでしたが)
こんなに上から下まで見事に咲ききっているのは、見たことありません!

まさに花霞ですね。

この美しい風景が見られる日本列島で、
いつまでもありますように・・・




Commented by snowdrop-uta at 2018-04-20 20:46
*柊さん
コメントをどうもありがとうございます。
こちらこそ煙るような山桜を見せて頂き、ほのぼのしました。(*^^*)
昔から人は、桜が咲くとそれを合図に田起こしを始めるとか。
そんなことを思い起こさせてくれるお写真でした。
吉野山の桜の神が里へ下りてきて、日本中の田畑に住むようになった…
そんな情景が目に浮かびます。
まもなく青葉の季節ですね。こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。
Commented by snowdrop-uta at 2018-04-22 05:58
*リュックの友さん
コメントをありがとうございます。
花霞のような…うれしいおほめの言葉です。(*^^*)
いつか朝霞のなかの吉野の桜を見てみたいです。

リュックの友さんは何度も吉野を訪ねておられて羨ましいです。
きっとそれぞれの春にそれぞれの咲き方があるのでしょうね。
染井吉野の花つきを見分けられるように、山桜にも様々な表情が…

本当に、いつまでも花景色を楽しめる秋津島でありますように。。。
Commented by snowmarch321 at 2018-04-22 16:04
小夜長けてディスプレイの夢の中いと華ぎぎぬ吉野の桜

吉野山ディスプレイの中にあり夢の宴に桜花咲く

美しい写真を見せて頂いたお返しと言っては貧しい歌ですが。
Commented by snowdrop-uta at 2018-04-22 18:20
*snowmarchさん

モダンでいてみやびなエア花見のお歌、嬉しく拝受しました。
まごころがこもっていて、私のこころも豊かになります。おおきに。(*^^*)

雪柳の詩も素敵でしたよ。作曲家なら、メロディをつけて歌いたいと思いました。

お写真だけでも、詩になっているといつも感じます。せんえつながら…

吉野の桜と同じくらい沢山のお写真を撮ってこられたのですね!きっと詩歌もたくさん…
努力家のsnowmarchさん、くれぐれもご無理なさらないでください。

こころ休まるよい夢が見られますように。
by snowdrop-uta | 2018-04-14 06:06 | 奈良めぐり(Nara) | Comments(20)

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