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竜田姫幻想 * Illusion de Princesse Tatsuta

初冬の竜田川は、青と白の片身替りの着物のよう。紅葉を挿頭(かざし、かんざし)にした竜田姫をイメージして…

La Tatsuta d' hiver est comme kimono en deux tons. Portant une tiare de feuilles rouges, Princesse Tatsuta danse.



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みづいろと薄墨の襟乱しつつ紅葉の川を舞ふ竜田姫


「宮原 知子」の画像検索結果

宮原知子選手のコスチュームも片身替りのデザインです* MIYAHARA Satoko (NHK Trophy*11,11)(google search)



散紅葉にはまだ早い霜月下旬。紅葉を仰ぐ川がきらめく光で落葉を誘っている気がした。

Vers la fin du mois de novermbe, la Tatsuta argentée, elle séduisait des feuilles rouges vers l' eau, vers l' abîme, vers Cotito?....



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くれなゐを見上ぐる銀の水鏡ひかりの綾で落葉(らくえふ)さそふ



silver water mirror

looking up the red leaves

with his glittering pattern,
dazzling twill weave,

lures them into the abyss




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あら美しや色々の紅葉襲(がさね)の薄氷 渡らば 紅葉も氷も 重ねて中絶ゆべしや(能「龍田」より)



紅葉(もみぢば)()ふる川面は水銀(みづかね)のひかりの綾で奈落へさそふ



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しづく紅葉(生駒)


露に濡れた紅葉を、竜田姫の挿頭(かざし、かんざし)に見立てた和歌を見つけた。


竜田姫かざしの玉の緒をよわみ乱れにけりと見ゆる白露 藤原清輔



(『千載和歌集』所収。後白河院が藤原俊成に編ませた和歌集)



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竜田姫*『能 花の風姿』 三一書房


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稚児装束の天冠(1970年代)

かんむりは重たし口紅ここち悪(あ)竜田姫児(ひめこ)の鬱憂なる日
the crown is heavy the rouge is unpleasant…  it was a melanholic day in September,1970s for Little Princess Tatsuta(?)



竜田川の光紅葉をもう一度…霜の朝、赤く染まった童の手のひらのよう。あるいは、稚児装束の童の口紅のよう。

Des feuilles rouges de Tatsuta, elles sont comme la gelure aux mains d' enfants, ou la rouge à lèvres d' enfant en costume de chigo…elle n' aime pas le rouge!


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(All Rights Reserved)


竜田姫と竜田川について知りたい方はこちらへどうぞ。↓




きれいな紅葉、黄葉への扉…

色とりどりの秋!お気に入りの紅葉ショット!with ことりっぷ#紅葉と実り












Commented by pikorin77jp at 2017-11-30 22:50
キラキラ光る川の水面のお写真 とっても綺麗ですね。なかなか あんな写真とれません。1970年代の幼い snowdropさんの冠は 竜田姫の冠とにていて ちいさな竜田姫ちゃん^^
Commented by snowdrop-uta at 2017-12-01 05:54
*pikoさん
この水面、一枚目の紅葉と同じ場所で、ピントを合わせる場所をずらしただけなんです。たまたまこんな光り具合になってくれて…
1970年代のsnowdropにぴこさんの言葉を伝えたら、きっと目を円くして喜ぶでしょう。本音はこんな気分でした。^^;
「かんむりは重たし口紅ここち悪(あ)し竜田姫子の鬱憂なる日」

おとなの竜田姫みたいなpikoさんに改めまして、次の歌をさし上げます。snowdrop謹製です。
恥ずかしがらず、はっきり「これ、貴女にどうぞ」って伝えなくては、と気づきました。^^

ふるさとの葡萄(えび)色まとふ竜田姫もゆる紅葉に下照らされて
Commented at 2017-12-02 23:05 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 1go1ex at 2017-12-03 21:09
目の覚めるような紅葉の写真が何枚も!
紅葉狩りに出かけた気分になれました。
水面の写真は不思議な世界ですね。

能の「龍田」はまだ見たことがありません。
きっと秋に上演されるのでしょうね。
この秋はこの曲が上演されるという情報を聞かなかったので、
来年に期待することにします。
Commented by snowdrop-uta at 2017-12-04 06:40
*1go1exさん
竜田へ紅葉狩りにお越しくださってありがとうございます。
カメラって、自分の目に映るものを撮る道具だと思っていましたが、少し違うんですね。
雨上がりのクモの巣といい、カメラは人の目とは違う世界を見せてくれます。

能「龍田」、私も見ていないかもしれません。
写真集を広げ、FMラジオの謡曲を聴きながら、岩波の謡曲百番を読んだ時期があったので
見たような気になってしまいます。
何年かして番組の時間枠が短くなり、やがてFM電波も届かなくなってしまいましたが…

この秋の「紅葉狩」に続き、来秋は「龍田」が見られるといいですね。
Commented by bonplaisir at 2017-12-07 11:24
紅いに染まるもみじの美しさに見惚れています。
奈良の四季折々の情景を素敵な言葉とともに綴られている記事らに、
亡き祖母の故郷に想いを馳せることが出来て嬉しいです。
生前、一緒に訪れる事が叶わずでしたので、
偶然というご縁に感謝しております。
Commented by snowdrop-uta at 2017-12-08 06:00
haruchonnsさん
奈良の記事まで足を運んでくださり、ありがとうございます。
お祖母さまのふるさとだったのですね。
haruchonnsさんの中に宿っているであろうお祖母さまも
ご一緒になつかしんでくださっていますように。
ご縁の糸がふっとつながったようで、嬉しいです。
雨上がりの蜘蛛の糸のように、広がってゆくといいですね。
by snowdrop-uta | 2017-11-30 20:35 | 花草木に寄す(plant) | Comments(7)

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