2017年 11月 25日
楓の結婚指輪 * Noce de Liquidambar formosana

風の木が結婚式をあげていた小(さ)枝が受ける果実のリング
楓(ふう)の木の華燭の典に立ちあへり風に震へる実りの指環
j' assistait
au mariage de
Liquidambar formosana
dont la bague de fruit
tremblait dans le vent

唐楓(三角葉楓)の実
雪白のレエスのカーテンかむるだけで幼ごころは花嫁となる
seulement portant
une voile blanche
de rideau en dentelle
une fillette se transforme
en une mariée blanche

1960-70年代の結婚式(右は『須賀敦子 霧のむこうに』より)*snowdrop ou SUGA Atsuko au mariage (1960-70s)

une épousée comme un aigrette au bord d' Etang d' Aigrette
おまけ*初夏の楓(かえで)の実(種)
bonus * maple seeds (May in 2017)

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まさに 優雅な言葉遊び、、、snowdropさんは 言葉を自由にあやつり 言葉を生みだし 私のあたまの中のイメージを広げてくださいます。
実に目をとめられたところが素晴らしいですね。
同じものを見ていても、大勢の人々とは異なるところに気づく、
それが詩人や歌人の素質、特質というものなのでしょう。
snowdropさんの眼差しを見習いたいです。
楓(ふう)の結婚式にご記帳くださりありがとうございます。^^
今年はフウの実が少なくて、枝の間にかくれんぼしているのをやっと見つけました。
そんな嬉しさから浮かんだ言葉…
snowdropの言葉はみんな自然や文芸、人々からの頂きものです。
過分のおほめのお言葉、恐縮です。
というのも、楓(ふう)の木の名前も、その実も
とあるブロ友さんから教わったんです。
いつも皆さんのブログから詩心、歌心をくすぐられています。
私も1go1exさんの曖昧さのない文体、見習いたいです。