彼岸あけ * the last day of the equinoctial week


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彼岸の中日、aster roseから彼岸花のイラストが届きました。新しい写真を撮りにゆけなかった今年、居ながらにして畦道をさんぽ気分。
彼岸花は毒があるから花輪を編むことはできません。代わりに、詞華集を編みましょう。木下利玄の「曼殊沙華の歌」とsnowdropの歌から…

Aster rose delivered several image processed photos of red spider lilies. I could not go out to take photos this year, but I feel as if I was wandering on flowered ridges between rice fields. The red spider lily is poisonous and it is impossible to weave its garland. How about weavigng tanka, anthology (νθος+λογία) from Songs on Manjushage (spider lily) by KINOSHITA Rigen and snowdrop's ?



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曼殊沙華一むら燃えて秋陽(あきび)つよしそこ過ぎてゐるしづかなる径(みち)

a group of Manjushage,  red spider lilies,  burning in the strong autumnal sunlight thorough them passing  a quiet footpath 
(four of Rigen's tanka cycles, translated by snowdrop)



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けたたましく百舌鳥(もづ)が鳴くなり路ばたに曼殊沙華もえてこの里よき里

shrilly  a shrike chirps  on the roadside  red spider lilies burns  this village is a calm village



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春(うすづ)ける彼岸秋陽に狐ばな赤々そまれりここはどこのみち

in spring-like  autumnal sunlight of Equinox kitsune-bana (fox flowers)  are burning red  where does this footpath go?



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曼殊沙華あやしき赤の薬玉の目もあやに炎(も)ゆ草生のまどはし

a red spider lily, a mysterious red ornamental scent bag is brilliantly burning  like a dazzling deception of a grass in the field



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(2016年)


 あたたかき秋のひかりを(しべ)の先までみなぎらせ彼岸花咲く snowdrop


 la lumière automnale  d’ Equinox  jusqu’ à bouts des étamines  
chaudement et lumineusement   des lycoris radiata éclosent



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(2015年)



(あまばれ)の彼岸をかざる曼珠沙華 瓔珞(やうらく)めきたる雫きらめく    snowdrop  

瓔珞(ようらく)*仏像や天蓋(てんがい)などに掛ける飾り物。珠玉などを糸で貫いて作る。ビーズのアクセサリー ☆★☆



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虚空蔵菩薩像 (瓔珞部分)(『曼荼羅と来迎図』講談社)
Ākāśagarbha Bodhisattva (12c) (detail: beads)


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(2015年)

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Commented by happysweet1205 at 2017-09-27 02:09
彼岸花が咲くころになると
モズの高鳴きもよく聴くようになりますね。
撮り方で 妖艶に見えたりするので
魅力的な花です。
Commented by snowdrop-uta at 2017-09-27 06:40
happysweetさん、
さすが難しい被写体を様々に切り取っておられますね!
百舌鳥が聞かれるのは、わが家ではもう少し先のようです。
目のところの黒帯が、仮面舞踏会の仮面のようで可愛いです。
Commented by lecielbleut at 2017-09-27 09:45
曼珠沙華に降りた雫、まさに瓔珞のようですね。
雫がキラキラしているのを思い起こします。
可愛らしい小萩餅
彩が美しいです。
四季それぞれの和菓子が目も味覚も楽しませてくれますね。
明日から秋らしくなるらしいとか。
秋の花も楽しみですね。
Commented by 1go1ex at 2017-09-27 16:38
赤の彼岸花にもさまざまな色の出方のバリエーションがあるのですね。
それぞれに美しく、「造化の妙」を感じます。
白い彼岸花もすっきりした印象でいいですね。

歌の、「まで」の使い方、俳句では「句またがり」と言うようですが、
歌の場合はなんと言うのでしょうか。
Commented by snowdrop-uta at 2017-09-27 18:15
* lecielbleutさん
瓔珞みたいに光る雫、共感してくださって嬉しいです。
少し迷ったのですが、キラキラ仏画ともども、載せてよかったです。
小萩餅、今年も奈良の和菓子屋さんに並んでいました。
人気の定番デザインなのでしょう。
この雨の後は涼しくなるでしょうか。
秋の花をめで、秋の実りとお菓子を味わいたいです。

Commented by snowdrop-uta at 2017-09-27 20:14
*1go1exさん
snowdropの写真にaster roseが施してくれた画像処理のバリエーション、
ご注目くださってありがとうございます。
一点一点、手間と時間をかけてくれているんです。
せっかくなので、大画面のブログにずらりと並べて、細かい妙味の違いを楽しみたくて…
白い彼岸花、松園似の祖母も好きだった花です。

短歌でも、言葉の切れ目と、句の切れ目が異なっているものを「句またがり」といいます。
仰るとおり、拙歌の3句から4句にかけて、句またがりになっています。
こういうのが生まれると、どこかラップに似てるかも、と感じます。
2つの句をまたぎながら、1フレーズがえいやっと嵌まると、(メロディに歌詞を収めるように)
アクロバティックな喜びを覚えるんです。スポーツ音痴なんですけど!
by snowdrop-uta | 2017-09-26 20:20 | イラスト(illustration) | Trackback | Comments(6)

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